一般的に旧約から語られていた「世の終わりの主の日」とは、ヤハウェなる神、イエス・キリストが、人類の歴史の中に介入される裁きの特別な日や一定の期間を指しているようです。
終わりの時代の一定期間であって、主の空中再臨、7年の艱難期、主の地上再臨、千年王国後のゴク・マゴグ軍の反乱の制圧を指していると思います。以下、ご参考になれば幸いです。
「主の日の始まり」は、
主イエス・キリストが空中まで来られる空中再臨で始まります。
その日その時は父なる神以外誰も知らないのです。空中再臨が決まれば、7年後がイスラエルの復興となるひがわかります。しかし、空中再臨の時は父なる神がご自分の権威をもって定めておられることで、御子も天使も人間も誰も知らないのです。
ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます。 人の子が来るのは、ちょうど、ノアの日のようだからです。 洪水前の日々は、ノアが箱船に入るその日まで、人々は、飲んだり、食べたり、めとったり、とついだりしていました。 そして、洪水が来てすべての物をさらってしまうまで、彼らはわからなかったのです。人の子が来るのも、そのとおりです。 そのとき、畑にふたりいると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。 ふたりの女が臼をひいていると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。
マタイ24:36〜41
そこで、彼らは、いっしょに集まったとき、イエスにこう尋ねた。「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」 イエスは言われた。「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。使徒1:6〜7
ので「油断せずにキリストがいつ来られても良いように、準備」しているように勧められています。それは、イエス・キリストの空中再臨とイエス・キリストに属する者たちにとっての携挙の時を指しています。これが「主の日のはじまり」です。
夜の盗人のように突然前触れなく来る(ゼパニヤ1:14-15、IIテサロニケ2:2)
さらに、その後「主の日の期間」は七年間続きます。
艱難期間中の一部の様子について預言者ヨエルも以下のように伝えています。
このことが起こるのは、艱難期期間中で、すでに書いて来ましたように第6の封印が解かれた時です。啓示録6:12〜17
その面前で地は震い、天は揺れる。 太陽も月も暗くなり、星もその光を失う。 【主】は、ご自身の軍勢の先頭に立って 声をあげられる。 その隊の数は非常に多く、 主の命令を行う者は力強い。 【主】の日は偉大で、非常に恐ろしい。 だれがこの日に耐えられよう。 ヨエル2:10〜11
【主】の大いなる恐るべき日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。
ヨエル2:31
「主の日のクライマックス」は、艱難期の7年の終わりに起こります。
その時の地上のイスラエルには反キリスト軍が侵攻し、イスラエルが壊滅するのが確実となるハルマゲドンの開戦直前です。敵の数の多さと軍事力から、もはやイスラエル防衛軍は防衛できない状況となります。彼らは敵を見るのではなく、突然天に向かって「主の御名によって来られる方に祝福あれ!」と叫び声をあげます。
その祈りに答えて、主イエスは天から降りて来られるのです。七つの祭りの大贖罪日が文字通り実現する時です。イスラエル人ユダヤ人は霊的に民族的に回復し、一つとなり悔い改めてヤハウェなる父なる神に立ち返ります。
この時、イスラエル人とユダヤ人の真の悔い改めがなされます。
全イスラエルは主に立ち返り、自分たちがメシアを十字架につけた罪を、民族全体が一人の人のように嘆き悲しみ、悔い改めて神に立ち返る時です。真の回復がこの時実現するのです。
「主の日のクライマックス」であるだけにこの時の描写は色々な言葉で表現されています。
「全能なる神の大いなる日」全世界の王たちが戦いをするために、悪霊どもによって集められます。(啓示16:14〜15)
「主の大いなる恐ろしい日」その日、すべて高ぶる者、すべて悪を行う者は、わらとなる。 来ようとしているその日は、彼らを焼き尽くし、根も枝も残さない。 ──万軍の【主】は仰せられる── あなたがたはまた、悪者どもを踏みつける。彼らは、わたしが事を行う日に、あなたがたの足の下で灰となるからだ。(マラキ4:1、3)
「獣(反キリスト、偽預言者)をほふる日」首長たち、王子たち、外国の服をまとった全ての者を罰する。
「主の大いなる日」=「主の日」
「激しい怒りの日」「苦難と苦悩の日」「荒廃と滅亡の日」「やみと暗黒の日」
「雲と暗闇の日」
「角笛とときの声の日」「城壁のある町々と高い四隅の塔が襲われる日」
「主の激しい怒りの日」(ゼパニヤ1:7〜18)
さて、ハルマゲドンの戦いは、主イエス・キリストが天使たちとキリストの花嫁である私たちと、天から地上に降りてこられ、オリーブ山に立たれる時を持って終わります。(ゼカリヤ14:1〜9)その敵どもを主イエスキリストのみ口の言葉を持って一瞬のうちに滅ぼし尽くされます。(啓示録19:21)
神はイスラエルの残りの者(レムナント)(エレミヤ6:9、23:3、31:7、イザヤ10:20〜22、イザヤ11:11、ゼカリヤ13:8〜9)を助け、彼らの罪を赦し、アブラハムに約束された土地をご自分の選ばれた民のために回復し、(エレミヤ30:19-22、31:38〜40、ミカ4章)
「イスラエルはみな救われる」(ローマ11:26)という約束を成就されるのです。
「高ぶる者はかがめられ、高慢な者は低くされ、主おひとりだけが高められる。」(イザヤ2:17)
7年の艱難期の最後の日が「主の日のクライマックス」です。
そして、この「主の日」を通して「千年王国の幕開け」となります。(ゼカリヤ14:1〜9)
ダビデの仮庵の復興の時です。(アモス9:11〜15)
そして、「最後にもう一つの主の日」は、千年王国の最後にサタンが解放され、ゴグ・マゴグの反乱軍を焼き尽くす日となります。「不信仰な人々が裁かれ、滅ぼされるべき日」となります。(IIペテロ3:5〜14)
私の神、【主】が来られる。すべての聖徒たちも主とともに来る。 その日には、光も、寒さも、霜もなくなる。 これはただ一つの日であって、これは【主】に知られている。昼も夜もない。夕暮れ時に、光がある。 その日には、エルサレムから湧き水が流れ出て、その半分は東の海に、他の半分は西の海に流れ、夏にも冬にも、それは流れる。 【主】は地のすべての王となられる。その日には、【主】はただひとり、御名もただ一つとなる。
ゼカリヤ14:5b〜9
地は千年王国でエデンの園のように回復されていたのですが、反乱軍とともに焼き尽くされます。
この「主の日」は「神の日」とも描写されています。
彼らの前では、火が焼き尽くし、彼らのうしろでは、炎がなめ尽くす。彼らの来る前には、この国はエデンの園のようであるが、彼らの去ったあとでは、荒れ果てた荒野となる。 これからのがれるものは一つもない。(ヨエル2:1〜3)
現在ある全宇宙とこの地球は、一旦大音響を立てて消滅します。全ての物体を、一旦エネルギーに戻され、新天新地を作られるのです。 (啓示20:7〜15、21:1)
これらのことを理解していくと、「終わりの時代の主の日」がどの時を指しているかが前よりわかりやすくなったかと思いますが、いかがでしょうか?
今日もウェブチャへようこそ!
「世の終わりの主の日」は色々な時と期間があることを理解されたでしょうか?パウロが3週間ほど滞在して田どしたテサロニケのエクレーシアにも、パウロは重要な「主のご再臨」と「主の日」について教えていました。ただやはり混乱が起こっていたようですね。ニセ教師による間違った教えによるものでした。また、いつかそれについても取り上げてみたいと思います。
シリアの首都ダマスカスが廃墟になるのも時間の問題です。ロシア、トルコ、イランがイスラエルの北から侵攻し、リビヤとスーダンが南からイスラエルに侵攻するエゼキエル戦争も間近でしょう。これらの聖書予言が実現することは、私たちが聖書が信頼できる真理の書であり、「終わりの時代の主の日」が間もなく始まろうとしていることを意味しています。ご自分の準備がお済みの方は、親しい人や友人たちにお伝えしたいですね。祝福を祈ります!
今日も充実した1日をお過ごしください!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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コメント
私たちが”主日”としていた主の日だけでなく、今、旧約から語られていた主の日がますます現実味を増している事が良く分かりました。
一部聖書の引用場所が記載違いされていましたので、コピペしますが、これはゼカリヤでなくゼパニヤでした。
〉「獣(反キリスト、偽預言者)をほふる日」首長たち、王子たち、外国の服をまとった全ての者を罰する。
「主の大いなる日」=「主の日」
「激しい怒りの日」「苦難と苦悩の日」「荒廃と滅亡の日」「やみと暗黒の日」
「雲と暗闇の日」
「角笛とときの声の日」「城壁のある町々と高い四隅の塔が襲われる日」
「主の激しい怒りの日」(ゼカリヤ1:7~18)
また、レムナントの事を書かれているくだりの聖書箇所ですが、エレミヤ30:19,31:40ではないかと思います。
普段なかなか読まない部分まで、細かく書いて下さり感謝です!!