◉ 全人類のための救いの福音
イエス・キリストの十字架の救いは、全人類のためでした。昔の亡くなられた人、今生きている人そして未来に生まれてくる人も含めて、全ての人の救いです。ハデスに行ってしまっている人たちの霊魂のためでもあったはずです。ですから、十字架の救いが実現した事実をどうしても宣べ伝えたいと、父なる神も御子イエス・キリストも願われたのです。その霊魂において、キリストは捕らわれの霊魂たちのところに行って、福音を宣べ伝えられ(ケールッソー)たのです。 昔、ノアの時代に、箱船が造られていた間、神が忍耐して待っておられたときに、従わなかった霊魂たちのことです。わずか八人の人々が、この箱船の中で、水を通って救われたのです。 Iペテロ3:19〜20
◉ イエスはハデスにいる人の霊魂との会話の予測
イエスは、「あなたの罪の償いを私はたった今、十字架上でなしとげて来たところだ。」と伝えたはずです。イエスにあった霊魂は、それに対してこう言ったかもしれません。「私はもう十分苦しみました。それなのに私の罪の償いをしたというのですか?」
すると、イエスは「そうだ。あなたはまだすべての罪の償いをしているわけではない。裁判はこれからであり、判決の結果出される、本当に受けるべき刑罰をまだ受けているわけではない。」
「こんなに苦しいのに、刑罰はもっと苦しいのですか!?」
「その通り!燃えるさかる火のゲヘナの裁きは永遠であり、今までの苦しみとは全く比較にならないものだ。わたしはその刑罰の苦しみを体験したからこそあなたを説得しようとしている。」
「では救われるために、どうしたら良いのでしょうか?」
「あなたがわたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方に信頼するなら、もはやゲヘナに行く必要がない。しかし、あなたがわたしに信頼しないなら、燃えさかるゲヘナの火の中でその刑罰を永遠に受ける続けることになる。あなたはわたしに信頼するか?」
◉ こんな話は馬鹿げている!
そう思われていないですか?「地獄(Hell)に行った人間に救いがあるわけがない!」と思っているからではないですか?「地獄に行ったらおしまいだ!」と聞いてきたからではないですか?聖書は本当にそう言っていますか?自分で確かめられましたか?このシリーズ「復活の3日目まで」を最初からじっくり聖書と照らし合わせて読んでいただきたいのです。未だにだれも地獄にもHellにもゲヘナにも行っていないのです。キングジェムズ訳がシェオール(死後の世界)=ハデス=ゲヘナ=Hell(地獄)としてしまったからです。その間違った翻訳から生じた間違った教理であり神学です。そういうわたし自身が理解するまでに、かなりの時間と聖書からの学びを必要としました。すでに入った先入観から抜け出すことは、かなり難しいことです。間違った翻訳にもとづく神学で聖書を変えて合わせようとしますか!?大先輩が言ったからですか?大先生が言ったからですか?
イエス・キリストがなんと言いましたか?新約聖書の記者たちがどのように言っていますか?イエス・キリストは、ハデスとゲヘナは別のものとして区別し、使い分けて教えてくださいました。死後の世界であるシェオールの中に「アブラハムのふところ」と「ハデス」が分けられてあること。そして、ハデスにいる霊魂がやがてそこから出されて、大審判の後に命の書に名が記されていないならゲヘナに投げ込まれることが新約聖書が伝える事実です。
そして、霊魂がいなくなり空っぽになったハデスも、最終的にゲヘナに投げ込まれることが書かれています。
ゲヘナこそが最終的に罪人が向かう刑罰の場であって、ハデスはその前のある一時的な罪人の霊魂が行く場所であり、まだ、裁判前で審判をだれも受けていないのです。つまりハデスは留置所のような所です。
わたしたちは、聖書の信頼できる原語の旧約聖書と新約聖書を基に、教理を組み立て神学を作り上げるべきです。神学を土台として聖書の原本が言っていることを変えてしまうのは、間違っています。現在はみんなが聖書を学べる時です。神学者ではなくても信頼できる原語の聖書をもとに、互いに学びあうことができる時代と思います。
「多くの者は、知識を増そうと探り回ろう。」(ダニエル12:4)
◉ イエスの昇天後の「地の下にあるもの」とはなんでしょう?
それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、 すべての口が、「イエス・キリストは主である」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。 ピリピ2:10〜11旧約の時代は、死後の世界(シェオール)は「地の下」と考えていました。ヤコブは我が子がなくなったと思った時、地の下シェオールに下っていきたいとおもいました。死後の世界の神と共にある人たちが行く場所で、地の下でも上のところを指していました。
ヤコブは自分の着物を引き裂き、荒布を腰にまとい、幾日もの間、その子のために泣き悲しんだ。 彼の息子、娘たちがみな、来て、父を慰めたが、彼は慰められることを拒み、「私は、泣き悲しみながら、シェオールにいるわが子のところに下って行きたい」と言った。 創世記37:34〜35aしかし、ヤコブがいきたいと願ったシェオールとは別に、「地の下のもっと深い所ヘブル語でタチティ(תּחתּי)」があるとも書かれています。
「人の子よ。エジプトの群集のために嘆け。その民と強国の民の娘たちとを、穴に下る者たちとともに地の下のもっと深い所タチティ(תּחתּי)については、申命記32:22では、「シェオールの底」シェオールの底」、詩篇63:9 「地の深い所」、エゼキエル26:20、31:14、16、18、32:18、28「地の下のもっと深い所 」地下の国地の下のもっと深い所タチティ(תּחתּי)に下らせよ。エゼキエル 32:18
イエス・キリストが明らかにして下さったように、ヤコブやその子孫がいるところは「アブラハムのふところ」です。ピリピ2:10でいう「地の下」とは旧約聖書における死後の世界(下の方のシェオール)あるいは、地の下のもっと深い所タチティ(תּחתּי)のことであり、罪人が行くハデスのことです。ハデスにいる霊魂たちの中に、「イエス・キリストは主です。」と告白する者たちが出てくるということではないでしょうか︎!?
それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、 すべての口が、「イエス・キリストは主である」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。 ピリピ2:10〜11地の下の被造物のことでしょうか?土の中にいる虫たちのことでしょうか?マグマが「イエス・キリストは主である」と告白するのでしょうか?地殻やマントルのこと?岩も石も叫ばせることのできる方ですから。しかし、マントルやマグマの話ではないと思います。ここで話題にしているのは、物質の話ではないのです。
パウロがピリピ人への手紙を書いた時点では、「地の下」にあるのは、悪霊の一部が閉じ込められているタルタローあるいはアブッソスと亡くなられた罪人の霊魂がいるハデスだけです。というのは、「アブラハムのふところ」は、すでに地の下にはなく、イエス・キリストの昇天に伴い第3の天に引き上げられているからです。この時点で形容された「地の下」というのはハデスですのことだけを指しています。悪霊が閉じ込められている所タルタローあるいはアブッソスは最も深い所だからです。
イエス・キリストは十字架の直後に、地の下のハデスにいる霊魂たちに救いの福音を宣べ伝えるために遣わされたのです。彼らにとっての救いの福音とはなんでしょうか?イエス・キリストが話したら全員信じるでしょうか?さらに考えてみましょう。
今日もウェブチャを訪れて下さってありがとうございます!
死後の世界の重大な部分をみなさんと一緒に考えてきました。ハデスでイエス・キリストが伝える時、そこにいた霊魂たちは、どんな反応だったのでしょうか?イエス・キリストがあなたの元に来て話をして下さったら、イエスに信頼することができるでしょうか?どうお答えになりますか。ご一緒に考えてみてください。
良い1日をお過ごしください!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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