◉ イエスは墓で休まれたのではない
私たちに代わって十字架の上で父なる神の容赦ない裁きを受けられ、私たちが受けるべき罪の罰を一人で受けてくださいました。十字架の肉体の苦痛だけでなく、人々から裏切られ、愛弟子からも裏切られる魂の苦痛と、父なる神から引き離される霊魂の苦痛でした。そして、私たち一人一人が受けなくてすむように、全人類の全ての罪の裁きを3時間の暗闇の中で、神の怒りの盃を一滴残らず飲み干されたのです。全身全霊のどれほどの痛みと苦しみ、絶望と孤独だったでしょうか!
愛する我が子を人類の代わりとして裁く、父なる神の霊魂の痛みと悲しみを忘れてはいけません!
ボロボロになった肉体はその後、墓に置かれて埋葬されていたのですが、それはイエスの体だけです。イエス・キリストは霊魂においては、墓にいませんでした。全世界にある墓も同じです。そこにあるのは遺体と骨だけです。霊魂は存在していません。幽霊も出ませんし、いません。いるとしたら悪霊どもです。
さて、イエス・キリストは十字架で罪の贖いのみわざを成し遂げられた後すぐ、父なる神によってイエスの霊魂はハデスに送られました。イエスが十字架上で、ご自分の霊を父なる神に任せたからです。まだ、なすべきことがありました。
◉ ハデスは地獄(Hell)ではない
ハデスとは、死者の霊魂が一時的に行く場所です。一般的に地獄Hellに相当するのはゲヘナです。しかし、仏教的な地獄とゲヘナは全く異なっています。ハデスもゲヘナもどちらもHellとしてしまったキングジェームズヴァージョン(KJV)によって未だに混乱が生じたままです。私はKJVがかなり良い翻訳だと思っていますので残念です。さらに残念なのはそれに基づいて、間違った福音やメッセージが語られ続けてきました。「人は死ぬと地獄(Hell)に行く!」というのは間違いです。◉ 旧約聖書時代は死後の世界をまとめてシェオールといった
旧約聖書の時代は死後の世界をまとめてシェオール(שׁאול)といっています。ですから、義人も罪人もシェオール(黄泉、陰府、よみ)に行くと考えていました。シェオールの中でそれぞれが、異なった所に行くと考えていたようです。罪人が行くところは、苦しく恐ろしいシェオールだと。そのシェオールに相当するギリシャ語としてハイデース(ギリシア語: Ἅιδης)が、当てられ、新約聖書に10回使われています。
ひでりと暑さは雪の水を奪い、よみ(シェオール)は罪を犯した者を奪う。しかし、漠然としていた死後の世界をイエス・キリストが垣間見させてくださり、明確に分けて語ってくださったことにより、死後の世界がよりはっきりと理解できるようになりました。イエス・キリストも弟子たちも、ハデスとゲヘナを区別して使い分けています。救いを受けない人々が死後一時的に行くところがハデスです。そして、ハデスに行っている者たちは、千年王国のあとの第審判の後に、永遠のゲヘナに行く者たちが出るということです。ゲヘナこそ、永遠の苦しみの場です。
ヨブ記24:19
ゲヘナ (英語: Gehenna)は、ヒンノムの谷を意味するヘブライ語のゲーヒンノーム(גי(א)-הינום)を語源とするギリシア語ゲエンナ(γεεννα)に由来する語です。ゲヘナは、ハデスと違い永遠であり、そこから出られることはありません。池ではなく燃える火の湖です。
◉ 不滅の肉体が与えられて永遠に苦しみが続く
ハデスにいる者たちは、千年王国の後「不滅の肉体」が与えられ、イエス・キリストによる審判を受けます。一つ一つの「生前のすべての行い」によって裁かれるのです。「いのちの書」に名前が書かれていないならば、与えられた不滅の肉体からの苦痛と、霊魂の苦しみの両方を永遠に経験し続けることになってしまいます。
硫黄のような悪臭と、尽きないウジが全身について食べられるような気持ちの悪さ、燃えさかる炉のなかで皮膚が焼けただれる火傷の苦痛、肉体は不滅のため破壊と再生が繰り返されます。その痛み苦しみを肉体の神経を通じて感じるのです。生前と同じ全ての感覚があるのです。
聴覚、視覚、嗅覚、触覚、味覚を通じて、全身で痛みと吐きそうな気持ち悪さを経験し続けるのです。火で焼かれているのに真っ暗な闇の中です。大勢の苦しみ叫ぶ声を聞いているのに、孤独の苦しみを体験していくのです。しかも、終わりのない永遠です。永遠に苦しみ続けるゲヘナに行ってしまったら、泣いて歯ぎしりしてもだれも助けてくれません。だれも助けられない場所なのです。そして、神のあわれみのない場所なのです。
この神の怒りをあなたが受けなくていいように、イエス・キリストがあなたの肩替わりをしてくださったのです。イエス・キリストに信頼するならば、あなたは決してゲヘナに行くことはありません。
人は自分の兄弟をも買い戻すことはできない。自分の身代金を神に払うことはできない。 ──たましいの贖いしろは、高価であり、永久にあきらめなくてはならない── 詩篇49:7〜8
◉ ゲヘナHellにはまだ誰も入っていない
今までに亡くなられた方々は、聖書によればまだ誰もゲヘナへは行っていないのです。イエス・キリストの救いを受けていない人は、千年王国の後にハデスからイエス・キリストによる大審判の裁きの座の前に出されます。「不滅の肉体」が霊魂に与えられ、大審判が行われるのです。イエス・キリストに信頼して、「いのちの書」に名が記されていなければ、ハデスからゲヘナへ投げ込まれ永遠に苦しむことになります。絶対にそうならないようにしてください。永遠の苦しみの所で、「硫黄の燃えている火の湖」(啓示録19:20)です。大いなる白き御座における大審判なしにゲヘナに直行し最初の住人となるのは、反キリストとニセ預言者だけです。
すると、獣(反キリスト)は捕らえられた。また、獣の前でしるしを行い、それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあのにせ預言者も、彼といっしょに捕らえられた。そして、このふたりは、硫黄の燃えている火の湖に、生きたままで投げ込まれた。 啓示録19:20
◉ 義人のための死後の世界は「アブラハムのふところ」
イエス・キリストの十字架の前までは、旧約の聖徒たち、神の言葉に従順な者たちは、「アブラハムのふところ」へ行きました。復活後のキリストの昇天にともない「アブラハムのふところ」にいた人たちは「第3の天のイエス・キリストのもと」へ移されました。以降救われた者たちも死後「イエス様のもとへ」行くようになりました。今イエス・キリストが救い主だと信頼する者たちは、誰でもいくことができます。今日もウェブチャへようこそ!
死後の平安、神の安息を先取りしていますか?ハデスにもゲヘナにも絶対に絶対に行きたくないですね。
まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。 ヨハネ5:24誰一人として裁きを受けることがありませんようにお祈りします。
救いは明日に伸ばさないようにしてください!
神の安息を味わい良い一日をお過ごしください!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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