ネット上に挙げられていた中国の眼科医李文亮氏li wen liang(リー・ウェンリェン)氏の記事を読み深い感銘を受けました。また、李氏の書き残された詩を読む度に、目頭が熱くなるのを抑えられません。また、皆様とともに、緊急の祈りの課題をシェアし祈り合いたいと思いますので、ウェブチャでも取りあげさせていただきます。
中国全土で話題になっている「白衣の戦士」
なぜでしょうか?
ドクター李氏は、2019年12月30日午後、緑内障を診断中の患者から「SARSに似た」ウイルスの陽性反応が出たとの検査結果を受け取り、同日午後5時43分に大学の同級生らのWeChatグループで「華南海鮮市場で7人のSARS感染者が確認された」と発信しました。それが新型コロナウイルスだったのです。
ところが、この行動から、1月3日、「(あなたが)社会秩序をひどく混乱させる」デマを流したとして武漢警察局によって呼び出されました。ドクター李氏は行動を止めるか刑事告発に直面するかという書面に署名するように要求され、訓戒処分を受けたのです。
その後も、引き続き武漢市中心医院で働き新型コロナウイルス流行への対応にあたっていましたが、彼自身もコロナウイルスに感染し1月12日から入院生活を送ることになりました。
ドクター李氏が選んだことは
直面したリスク、特に彼の評判と自分の健康の危機にもかかわらず、ウイルスについての意識を広めまた、対応するための犠牲的な選択をしたのです。
2020年2月7日の2:58早朝、李文亮氏の死亡が確認されました。享年34歳、栄光のうちに昇天、天の父なる神もとへ天の家に帰っていったのです。
ドクター李氏は、感染するまで患者の世話をし続けました。危機の時に傷ついている人たちのために、イエスのようになることを選んだからです。彼は武漢の人々にとって「神がともにいる」というイマヌエルの例にならおうと努めたのです。
李氏が天に入った時「よくやった、良い忠実なしもべよ!」という言葉をイエス・キリストから聞いたことでしょう。彼の喜びを想像できるでしょうか!?
「真実 語った英雄」
(致命的な新型コロナウイルス発生についての最初の警告を発行した後、そのウイルスで死去したキリスト者の医師であり、警鐘者である李文氏が書かれた中国の詩の和訳です)
私は英雄になりたくない 私にはまだ両親がいる子供たち
そして妊娠中の妻
病棟には多くの患者がいる
私の誠実さは変えられない 優しさや他のものを持ってしても
迷っているにしても
続けなければならない
誰が私にこの国とこの家族を選択させたのか どれだけの悲しみ
戦いが待っているだろうか
空を見上げ 雨のように泣いている
私は英雄になりたくない
医者であるだけだ
私はこの未知のウィルスを見ることができない
傷ついた仲間を
そして、罪のない人々を
彼らは死に向かっているが 人生に希望を持てと
私を見ている
私が死ぬなんて誰が思っただろう 私の魂は天にある
あの白いベッドの上に
私の体と
見覚えのある顔を見ている
私の父と母はどこにいるのか 私が苦労して育てた子は
そして 私の親愛なる妻
かつて私が追いかけるのに苦労した女性は
空には光がある! その光の先には、人々がよく話す楽園がある
でも、私はそこに行きたくない
武漢の故郷に帰りたい
そこには新しい家がある
毎月の返済するローンも
どうやって諦めるんだ
どうやって諦められるんだ
息子がいない私の両親のために どれだけ悲しんだらよいのだろう
夫がいない私の最愛の女性
彼女はどうやって将来の苦難に直面するのだろうか
私はもう死んでいる 彼らが私の体をバッグに入れて置くのを見た
かたわらに亡くなられた たくさんの同胞がいる
そして、火に投げ入れられた
夜明けに
さようなら 愛する人たち さようなら 私の故郷武漢
もし災害が終わったら
思い出してほしい
いち早く真実を伝えようとした人のことを
この災害が過ぎた後には 正義の意味を学べますように
正しい人が意味もなく 苦しみませんように
悲しみがなくなりますように
さようなら 愛しい人たち さようなら 武漢 故郷
私はこの素晴らしい戦いを終えた 私は走るべき道のりを走り終えた
私は信仰を守り通した
これからは
私には正義の王冠があるだけ (第二テモテ四章八節)
私は良い戦いを戦った
レースを終えた
私は信仰を守りました
今 私には正義の王冠がある (第二テモテ四章七節)
今日もウェブチャへようこそ
ドクター李氏の家族、特に新型コロナウイルスに感染しているご両親と妊娠中の彼の奥さん、そして、息子さんのため祈りましょう。特に妊婦は感染すると危険性が高いと言われています。神が超自然的に癒し、 恵み、平和、強さ、慰めを与えてくださいますように!宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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