神様のために生きてきたはずなのに、
どうして、こんなことが起こったのかと、
不安に押しつぶされそうになりながら、神に祈り叫ぶ時がある。
「私の道は主に隠れ、私個人のことなど、神は見ておられるわけがない。
私の正しい訴えは、見過ごしにされている。」 イザヤ40:27
私の祈りなど、聞いておられるわけがない。
否定的な疑いが出てくる。
しかし、私たちの心の葛藤を理解してくださる方がいる。
「あなたは知らないのか。聞いていないのか?時間を超越された方が、私の人生のどの時にも関わっておられた。
主は永遠の神、地の果てまで創造された方。」イザヤ40:28
そして、今の私に関わってくださる!
地の果てまで創造された方が、地の果ての私の心を理解してくださる。
生きた屍(しかばね)となっていたヨブに、
38章まで読んで、やっと主が語ってくださったとホッとする。
「主は嵐の中からヨブに語られた。」38:1、40:62度に渡って「嵐の中から」と書かれている。
エリフが話している時、実際天気がにわかに変わり、
暗雲が広がり、雨は嵐となり、稲妻が光り、雷鳴が鳴り響く「嵐の中で」、
ボロボロになっているヨブに、主は「嵐の中から」語られた。
それは、
エリフが「心おののき、その所からとびのいた」ぐらい恐ろしい雷鳴が鳴り響く中だった。主はどんなに真っ暗な闇に覆われた人生の「嵐の中から」も
ヨブ37:1
語りかけてくださる方だ。
いやむしろ、人生の「嵐の中で」、人の心は研ぎ澄まされ、
天地の造り主の声に聞き入ることができるのかもしれない。
ところが、どう読んでも、神は試練の理由と解決をヨブに与えていない。
ヨブに与えられたのは、試練の答えではなく、創造主としてのご自身を示されただけだった。
神の創造の業(わざ)を示されただけだった。
試練の中にある者に、天文学の話がなんの意味があるのか?
自然科学の話が、なんの助けになるのか?
気象学、海洋学、動物の生態、
果ては、ベヘーモースという恐竜の話や
海の巨獣レビヤタンの生態にまで及んだ。
「その英知は測り知れない!」
今では、調べればいろいろ不思議な仕組みや生態がわかる時代だ。
科学者たちが各分野で研究しているからだ。
しかし、「その英知と力を持って造られた方」を知っているだろうか?
試練の理由を、知りたいのに、なぜこんなことが起こったのか知りたいのに、
私だけがなぜ苦しむのか、知りたいのに、・・・
ヨブと同じように主は人生の「嵐の中で」語られている。
ヨブに語りかけたのと全く同じ言葉で、私に話されたら、
私は納得するのだろうか?
神の造られた被造物に満ち溢れた測り知れない神の力と英知を見よと。
「そんな知識は知っている。」と答えるだろうか?
神の作品である宇宙を天体をただ見ていても、
いくら観察しても、その作者を見いださなければ、目は節穴と同じだ。
月や星や太陽を観測するだけで終わるなら、答えは得られない。
この天と地を、すなわち、万物を造られた方を見出さなければ、助けにならない。
全ての動物を造られた方は、その動物の生態をも知り抜いておられる方なのだ。
そして、私のことを知り抜いておられる方だ。
測り知れない力と英知を持って万物を造られた方を、私は待ち望む。
「疲れることなく、たゆむことなく、私の信頼する神は、この全宇宙にエネルギーを満たされた方だ。
その英知は測り知れない。
つかれた者には力を与え、
精力のない者には、活気をつける。」 イザヤ40:28b ~29
「光あれ!」のひと言葉で、全宇宙に新品のエネルギーが満たされた。
誰もそれを否定することができない。
自然に宇宙は存在しないし、自然にエネルギーも生まれてこない。
誰もがわかっていることだ。
体力と若さの代表である若者たちも疲れ、たゆみ、
若い男もつまずき倒れる。
倒れている若者がなんと多いことか!
倒れるのは若者だけではない。
日本では年間3万人が自殺するという絶望的な状況がある。
変死者を含めると17万人(2017年)で世界一の自殺者の数、
なんと痛ましい問題を抱え続けているのだろうか?
これは異常なのだと、気づかない。気づいても対処できない。
身近な人がその中に含まれているから、とても辛い!
私の問題を神がわかるのか?
神なのに、人間の事情をわかってもらえるのか?
私たちと同じ弱い肉体の中に閉じ込められ33年半を、人として過ごされたイエスがわかる。
十字架と神の裁きの中で、肉体の苦痛の極限を経験されてきたイエスがわかる。
人々に裏切られ、ののしられ、あざけられたイエスがわかる。
3年半手塩にかけた愛する弟子たちが、
いとも簡単に自分を見捨てて行くことを経験されたイエスがわかる。
そして、絶対的な信頼関係にあった父からも見捨てられたイエスがわかる。
身に覚えのない中傷の中に、不当な非難の中にじっと身を置き、
弁解することなく耐えられたイエスがわかる。
自分に関係ない罪をかぶり、その刑罰の一つ一つを生身の体に受けながら
肉体的に、精神的に、霊的に苦悩を味わい尽くされたイエスがわかる。
このイエスとつながることが全ての解決であり、答えだ。
今日もウェブチャへようこそ!
今、人生の嵐の中におられるなら、
少しでもお役に立ったなら嬉しいです。
本当は試練のワケも答えもいらないんです。
どんな試練の中、人生の嵐の中にあったとしても、
あんなに大声で、顔を真っ赤にして泣きじゃくっていた赤ん坊が、
母親の懐に抱かれた途端に、けろっと
泣き止んでしまう。
なんで泣いていたの?
嘘泣きだったの?
そんなわけはありませんね。
本人にしてみれば真剣でしたからね。
でも、理由や解決方法などわからなくてもいいんです。
最も安心できる、信頼できる存在とつながれば、もう解決なのですね。
今日も1日良い日をお過ごしください!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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