ビッグバン理論によると「月が地球に衝突した」という説で、
正しくは「地球よりは小型の惑星が地球に衝突して、月が形成された」というのが定説です。火星ぐらいの惑星が地球に衝突して地球の一部は吹き飛ばされて、小型天体は粉々になり、しばらく宇宙に漂っていた破片から月が誕生したとされていました。そのような衝突というアクシデントで、現在の月ができる確率はほぼゼロです。
また、月面探査機がいくら月に穴を空けてサンプルをとっても、肝心の衝突したはずの惑星の構成物質は未だに発見されていないのです。したがって、今ではその説は、「間違いではないか」という見方が有力になっています。
地球と月を構成する物質は同じであることも分かっています。同じように造られたのにも関わらず、月の質量では大気をとどめておくことが出来ません。大気がないために隕石の衝突にさらされた結果、月の裏側はたくさんの隕石の衝突跡で、クレーターだらけの月面になっているのです。
月は偶然の産物ではなく、造り主なる神が目的を持って設計され、デザインされ、仕組まれ、造られたのです。作者はその目的を明確に宣言しています。その目的に合うように、いかに設計されたかをこれからみてみたいと思います。
その目的の1つは「地球を照らす夜の明かり」のためです。
神が月を造られた目的とは?
第一の目的は「地球を照らす夜の明かり」
「神は二つの大きな光る物を造られた。大きいほうの光る物(太陽)には昼をつかさどらせ、小さいほうの光る物(月)には夜をつかさどらせた。また星を造られた。 神はそれらを天の大空に置き、地上を照らさせ、 また昼と夜とをつかさどり、光とやみとを区別するようにされた。神はそれを見て良しとされた。」創世記1:16〜18人工の灯りを持たなかった時代、あるいは今でも灯りがない時に、夜を照らす月の光りは、とっても助かります。また、太陽のように自ら光るのではなく、太陽の光を反射して輝いているので、間接照明としての優しい光りは、ロマンチックで夜にふさわしい明るさとして私たちを包んでくれます。素晴らしいムードあるムーンライトに魅せられる人もいるぐらいです。
あまりにも素晴らしい光の存在に、拝みたい衝動にかられる人もいるかもしれません。バベルの塔から始まって、色々な国で、太陽神や月神を拝んできました。しかし、被造物を拝むことは偶像礼拝であって、神のみ心から外れた行為(罪)ですので、あえて「拝むな!仕えるな!」と命じられています。礼拝すべきお方は、月星太陽をお造りになった創造主、神のみです。
また、天に目を上げて、日、月、星の天の万象を見るとき、魅せられてそれらを拝み、それらに仕えないようにしなさい。… 申命記4:19月の不思議さは、地球にいつも同じ顔を向けていることです。月の自転と地球の周りをまわる月の公転の周期が同じように神が設計したからです。そうすることで、同じ質の明るさを提供できるわけです。なぜなら、月の裏側は、たくさんの隕石がぶつかってクレーターの穴だらけなのです。もし、月の自転と公転の速度が異なれば、月の裏側も見えますが、明るさが全く異なることになります。地球に向けている顔と裏側では、太陽光線の反射率が異なるからです。
第二の目的は「日のため、年のため」「天のカレンダー」
2つ目の目的は、「日のため、年のためにあれ。」とあるように、ひと月の30日の始まりと終わりを月の満ち欠けで教えてくれる「天のカレンダー」としての存在です。月は、太陽の光を受けながら、地球の周りを公転していますから、太陽と地球の間に月があると新月で月初めとなり、次第に月が膨らみ、三日月、半月を経て、十五日で太陽から見ると地球の裏側に来た時、満月となります。それから今度は欠け始めて、ほぼ三十日のサイクルが繰り返されるわけです。
月による暦は太陰暦と言って、日本でも明治六年、1873年まで使っていました。ユダヤ人は今も使っています。
3つ目は、「しるしのため」です。
「天のしるし」と「神の預言的なしるし」について、次に書いてみたいと思います。
今日もウェブチャへようこそ!
月について調べていると色々なことがわかりますね。月が神の宣言された目的を満たしていることを知る時、造り主が月を造られたことを認めることができると思います。月は偶然の産物ではないのです。むしろ、設計され、デザインされ、意図的にその動きも、大きさも、質量も造りの主が微調整されてセットされたとしか思えなくなります。月が偶然の産物でないように、あなたも偶然の存在ではありません。神の特別な愛を受け取る対象としてあなたは存在しているのです。それ以外に満足はないと思います。
今日も良い1日をお過ごしください!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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