NZロックダウンLevel4 第8日目
電話やEmail、LINE、Skype、ZOOMなど、外部との繋がりがとっても大切になっています。安否をたずねたり、声を聞いたり、元気な様子を拝見したりできるのは、とってもありがたいと思います。同時に、一体今COVID-19はどのような状況であるかと毎日気になっています。
一緒に生活しているエネルギーを持て余している二人の孫も、遊んでくれとせがむので、廃物を利用してなんとか遊べるように滑り台を8割がた完成させました。滑り台と、木の枝に吊るしたブランコで、しばらく遊んで満足してくれました。
さて、今朝の悲しいニュースは、日本で乳児が感染し、心肺停止状態であるとのことでした。どうしてだろう?なぜ乳幼児までもなど、いろいろ考えていました。今は集中治療室のようです。無事回復しますように!
「なぜ私が母の胎内から出た時、…なぜ私が生まれた時、…なぜ、膝があってわたしを抱き、乳房があって乳を飲ませたのか。」 ヨブ3:11〜12
弱い存在を守る不思議な体の仕組み
母親の胎内にいる胎児は、無菌状態です。胎盤をとおして母親の免疫を絶えずもらっています。産道を通る時点、あるいは出産時に、初めていろいろな病原菌やウイルスと出会い、感染が始まります。しかし、すでに母親からもらった免疫力で、感染しても乗り越えることができます。
出産後6カ月までは、病気にかかりにくいというのは、出産後も免疫物質を母乳を通して受け取っているからです。母乳には、赤ちゃんの体に最適に調整された「免疫物質」が多く含まれ、特に、ラクトフェリンやグロブリンという大事な物質が含まれています。それらは、病原体を破壊する抗菌・抗ウイルス作用を持っています。
その他の母乳に含まれる免疫物質
ビフィズス菌の成長を促し、腸に定着することで、病原菌が腸に定着しにくくするオリゴ糖は、なんと130種類以上含まれています。さらに、細胞内、主に腸管にバリアを張り巡らし、ウイルスが侵入するのを防ぐムチンが含まれています。
また、抗菌・抗炎症作用があるリゾチームや、免疫機能の発達や感染予防作用のあるリンパ球が含まれます。そして、感染が起こると、細菌を食べるために集まり殺菌するマクロファージも含まれているのです。
まさに、至れり尽くせりの母乳の成分ですね!本当に驚きです!母乳で育った乳児の免疫力
母乳で育った乳児は、インフルエンザや肺炎や中耳炎などの感染症にかかる率が低いそうです。出産後約3~5日に出る初乳には、免疫力をアップさせる物質が、成乳(初乳後の母乳)のなんと約100倍の濃度で含まれているそうですから、これまた、驚きです!
母親からの免疫が生後約6ヶ月程で弱まる頃には、母乳に含まれる免疫物質の濃度も次第に低くなっていくのですが、乳幼児は自分でも免疫を作れるようになっていきます。そして、さまざまな菌と出会い、病気を経験しながら徐々に、体の中にいろいろな細菌や病原菌に対する抵抗力ができてくるという絶妙な仕組みです。
また、授乳中に母親が風邪をひくと、ウイルスと戦うために作られた母親の免疫が母乳を通して赤ん坊に与えられるという仕組みもあるそうですから、驚きですね!
「なぜ私が母の胎内から出た時、…なぜ私が生まれた時、…なぜ、膝があってわたしを抱き、乳房があって乳を飲ませたのか。」 ヨブ3:11〜12
弱い乳幼児への神の愛の配慮
私が生まれた時に、今は亡き母が膝の上に私を抱いてくれたのです。そして、母の母乳を通して私は生きることができたのです。乳幼児を守る、神が人間に備えてくださった不思議な仕組みと配慮です。
私たちのの造り主に感謝しましょう。神からの愛を受け取ってください。決してヨブのように苦難の中で、苦しみに耐えきれず、自分の生まれた日を呪い、死んでいればよかったなどと、自分の存在を呪うようなことになりませんように!
DNAのゲノムに組み込まれた愛の配慮
アダム以来、エバから6000年もの間、子孫に伝えら続けられたこの絶妙な仕組みと愛の配慮を、造り主がDNAのゲノムに組み込まれたのです。だから、連綿と子孫に受け継がれて来たのです。あなたが守られて、生かされて来た仕組みです。
母親もそんなことなど知らずとも、免疫物質の成分までいちいち考えもしなくても、ほとんど無意識に乳幼児を守る母乳が出るように、神が仕組んでくださったのです。弱い乳幼児を、絶妙な仕組みで守るように造り主が、プログラムされたのです。
あなたの造り主のことを覚えながら、良い眠りが与えられますように!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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