あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。Iコリント人10:13
脱出の道はなんのためですか? 逃れるためではなく、再出発のための道です。
試練はチャンスです。
今までの生活の反省すべきこと、問題の原因を確かめ、神様との関係を確認しつつ、
次のステップへ進むチャンスです。
試練でさえ、神様の手の中にあるのです。
そして、求めるなら聖霊を通して、耐える力もあたえてくださるのです。
神様に信頼し、耐える力も、乗り越えて行く力も求め続けるなら、必ず与えられ、
脱出の道が見えてきて、再出発できるのです。
すると、その人はすぐに直って、床を取り上げて歩き出した。ヨハネ5:9
人生は人との競争ではないのです。私がどうするかで抜け出せます。
「行きかけると、もうほかの人が先に降りて行くのです。」(7)
誰かが競争心を植え付けたかもしれませんが、人生は人との競争ではないのです。
しかし、競争心があおられ、挫折し、
「負け犬」とか、人間なのにひどいレッテルが貼られるのがこの社会です。
そのため、ベテスダ(ベッサイダ)の池の周りに、病人や瘦せおとろえた人たちが大勢伏せっていたのです。
病人の世界にも、「われ先に」という競争社会があったわけです。
同病相憐れむということもなく、人を押しのけてでも、という醜い姿があるだけでした。
比べている間は、競争社会の同じ仲間にすぎず、奇跡を体験しない群衆の一人です。
そこで文句を言って不平と不満をぶちまけている間は、そこから抜け出せません。
38年過ぎました。来年も、再来年も同じでしょう。
ますます、体力は衰え、可能性はなくなって来ます。
脱出の道はただ一つ、イエスとイエスの言葉に従うこと
イエスは彼に言われた。「起きて、床を取り上げて歩きなさい。」ヨハネ5:8
「起きて」ということばは「エゲイロー」έγείρωの命令形
「伏している状態から起きる。病から起き上がる。死者の中から生き返る」意味で使われています。病から、病んでいる人生からの復活です。「よみがえる」ことを意味する「復活用語」です。
病気は38年も一向に良くならないばかりか、年を取り体力も衰え、希望もなくなっているのです。その人に向かって、
イエスの「起きよ」の命令は、実行不可能な命令です。
聖書の言葉で実行不可能な命令は、復活の力を体験するため
「できないことを命じられている」ならば、そして、それが神が私に伝えているご命令である限り、
「私は実行します。」と従う事で、復活の力を体験していきます。
今、あなたに示されている神のことばはありませんか?実行不可能だと思えるあなたに示された聖書の言葉こそ、復活の力、奇跡を体験するためのことばなのです。
現在命令形は、結果を見るまで何度も繰り返し実行することです。
この人も何度も転げながら起き上がろうとしたのでしょう。この人はあきらめなかった。過去の不可能体験にとらわれなかった。
倒れても倒れても起き上がった。人の目など気にしなかった。
目の前のイエス・キリストだけを見つめていた。するとたちどころに足とくるぶしが強くなり、起きることができたのです。
神の言葉に従う時、神が必要な力も備えて下さるのです。
神の栄光を見ることができるのです。
私たちにそんな力がないことは、神は百も承知です。
しかし、神の言葉に従うと決意し行動を起こす時、神はとっても喜ばれて、
復活の力を与え奇跡を体験させてくださるのです。
神は、私たちの再出発を応援してくれています。
あり得ない奇跡を期待して池をながめ続け、ため息をついている人生ではなくて、
「誰かが」と、人を頼る人生でなく、
イエスを見、イエスの言葉に従うのです。
聖書を開いて読む時にあなたに示される言葉が必ずあります。もう、すでに何かを示されているかもしれませんね。
神の力、復活の力を、神の奇跡を体験したいなら、その言葉に従うことです。
失敗を恐れないでください。
体験するチャンスだからです。
何をですか?
イエス・キリストの復活の力です。
ハデスからよみがえられた復活の力を、体験できるののです。
神とのつながりの中で、聖霊なる神様から力を与えていただけるチャンスなのです。
今日も良い1日をお過ごしください!
宗教嫌いの私が、生まれて初めて聖書を開いて読んだのは、高一の春。今だに宗教とか、キリスト教は好きではありませんが、今ではすっかり、聖書の魅力にはまって、奥深いみことばの味わいとその力と不思議に、心温められております。
ただ真理や事実を知りたいと、化石、古生物学、天文学、考古学、歴史、預言、精神や心の世界、霊的世界、死後の世界…などと探求しつつ、いつの間にか50年以上経ちました。
専攻は地質学ですが、テキサスのパルクシー川底の同じ岩盤の上に続く、恐竜と人の足跡化石、その岩盤に立った時はかなりの衝撃でした!初代の創造科学研究会の理事の一人として、ここニュージーランドに移住するまで、日本各地で講演させてただき、また、 Masaluk(メイサルーク)のペンネームでマンガ・ジェネシスの1と2のシナリオを書かせていただきました。
1994年からオークランド日本人教会の牧会の一端を担い、2018年5月から、必要に迫られさらに多くの人に良い知らせが届くようにと、イエス・キリストを中心とするHomeチャーチ「Japanese Bible Ecclesia (J-BE)」 https://ajbe.net/ を新たに始め、現在に至ります。
このウェブチャが、現在直接お会いできない皆さんにとっても、祝福の助けになりますように!(笠原 勝)
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