第二の天使の角笛 海の三分の一が死滅 啓示録8:8〜9

啓示録(黙示録)
第二の天使の角笛は、海に関わる災いです。海の三分の一が死滅するのです。
最初の天使の角笛によって、地球上の地表の樹木の3分の一が焼け、全ての青草が焼けてしまいました。それに続いて、次の災いが下されます。
そして、第二の天使が角笛を吹いた。すると、燃えている巨大な火の山のような塊が、海に投げ込まれた。そのため海の三分の一が血となり、海の中の命を持った生物の三分の一は死んだ。さらに、船の三分の一が破壊された 啓示録 8:8〜9
陸地に続いて、海洋の災害は、とてつもない大惨事となります。海の三分の一が血となり、生物の三分の一が死滅し、船舶の3分の一が破壊されるというのです。
地球の四分の三は海です。海の三分の一は、大西洋の規模です。
この災いは何が原因でしょうか?

海の三分の一が死滅する災いの原因とは

1. 赤潮によるのでしょうか?

海が血となる現象は、赤潮という現象が似ています。赤潮によってまさに海が血のようになり、海洋生物への影響があります。赤潮は、プランクトンの異常増殖により海や川、運河、湖沼等が変色する現象でです。水が赤く染まることが多く、血のようになりますので、赤潮と呼ばれています。実際は、水の色は原因となるプランクトンの色素によって異なり、オレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色等にもなります。

赤潮は、色だけではなく、魚介類への被害を及ぼします。日本の大分県だけでも、2012年には、赤潮による壊滅的な漁業被害となり、プランクトンの異常増殖により魚介類への被害額は3億円近くなりました。しかし、赤潮は、船舶を破壊することはないのです。単に色が血のようになるだけですから、これは第二の角笛の災いではありません。

2. 火山噴火によるのでしょうか?

2018年の5月から9月にかけて激しい火山活動を続けてきた米ハワイのキラウエア火山は、9月4日以来3カ月間、一度も噴火を起こしておらず、地震や火山ガス排出も低下し、米地質調査所(USGS)は同12月5日、「35年ぶりに噴火が止まった可能性がある」と発表しました。本当におさまってくれるといいですね。

キラウエア火山の大規模な繰り返された爆発では溶岩流が発生。ハワイ島南東部の集落が溶岩流に飲み込まれ、住民は非難を余儀なくされました。その時の様子はまさに、「燃えている巨大な火の山が、海に投げ込まれて」いるようでした。そして、海に入った溶岩は赤く、真っ白な湯気を吹き上げていました。それを見た人は、第二の天使の災いのようだと表現しました。

流出した溶岩が民家を飲み込んだり、観光船に溶岩弾が直撃するなどの被害はありましたが、幸いにも人が命を落とすような事故は発生していなかったのです。しかし海岸付近では、溶岩流入によってアオウミガメフグなどの海洋生物が多数死亡していましたが、その後の調査では、海洋生物への被害はそれほど広がらなかったそうです。

キラウエア火山より大規模な火山噴火が起こったとしたら、どうなるでしょうか?当然、被害はもっと大きくなるでしょう。では、いくつぐらいの火山噴火で三分の一の海の被害が起こるでしょうか?
たしかに、環太平洋火山帯の火山活動はとても活発化してきています。しかし、第二の天使が吹く角笛の影響は、海だけに限定され、地上の被害はないのです。たくさんの火山が海だけに向かって噴火するようなことがありうるのでしょうか?ありえません。

この災いは、たくさんの火山の噴火によってもたらされるものではないのです。

3. 核兵器の使用によるのでしょうか?

もう一つの可能性は、核兵器が海で使われた場合はどうでしょうか?
米軍の船は、4万隻の三分の一は、大西洋にあるそうです。海の三分の一である大西洋で核兵器が使われることで、海の三分の一の生物が死に、船の三分の一が破壊され、海が血となるのでしょうか?でも、船舶の数は、米軍の比率で、世界の比率ではありません。また、核兵器により、船だけでなく乗組員の人々もたくさん死ぬことになるのです。
ですから、この災いは、核兵器の使用によってもたらされるのではないのです。
では、「燃えている巨大な火の山のような塊」とは、なんでしょうか?
赤潮ではありません。噴火する火山でもありません。核弾頭でもないでしょう。
人が死ぬことなく「海の三分の一が血となり、海の中の命を持った生物の三分の一は死んだ。さらに、船の三分の一が破壊された。 」ということが起こりうるのは、1つです。しかも、この「燃えている巨大な火の山のような塊」は複数ではなく、単数なのです。一つの塊が天から地に投げ込まれるのです。

4. 神の指!

「血が混ぜられた燃える雹」と同じように、これは神がなさる裁きなのです。この時点でも神は、人々が悔い改めて神に立ち返って来るのを、期待し待っておられます。災害を通して人々に気づきを与え、残りの裁きの災いに巻き込まれることのないように警告しておられるのです。

かつて、モーセとアロンは、ナイルの水を杖で打ち、水をことごとく血に変えました。それによってナイル川の魚は死に、川の水が飲めなくなり、臭くなりました。ところがそこにエジプトの呪法師が登場して、同じことをして見せるのです。彼らの秘術はトリックですが、「人間にもできるじゃないか!」「これは自然災害に過ぎない!」とか?「赤潮だ!」とか?「火山噴火だ!」とか?「宇宙人の攻撃だ!」とか?もっともらしい説明を加えます。そして人々の心はかたくなになります。
主(ヤハウェ)はまたモーセに仰せられた。「あなたはアロンに言え。 あなたの杖を取り、手をエジプトの水の上、その川、流れ、池、その他すべて水の集まっている所の上に差し伸ばしなさい。そうすれば、それは血となる。また、エジプト全土にわたって、木の器や石の器にも、血があるようになる。」 モーセとアロンは主(ヤハウェ)が命じられたとおりに行った。彼はパロとその家臣の目の前で杖を上げ、ナイルの水を打った。
 
すると、ナイルの水はことごとく血に変わったナイルの魚は死に、ナイルは臭くなり、エジプト人はナイルの水を飲むことができなくなった。エジプト全土にわたって血があった しかしエジプトの呪法師たちも彼らの秘術を使って同じことをした。それで、パロの心はかたくなになり、彼らの言うことを聞こうとはしなかった。
…出エジプト記7:19〜22
これは「神の指なのです!」エジプトの王ファラオへの奇跡の数々は、神の力を示したものでした。モーセの石板に十戒を刻んだのも、「神の指」でした。(出エジプト記8:19、31:18)イエス・キリストがなさった奇跡は「神の指」でした。神が力を持ってなさる奇跡だったのです。(ルカ11:18〜20)
しかし、わたしが、神の指によって悪霊どもを追い出しているのなら、神の国はあなたがたに来ているのです。ルカ11:20
海洋生物の死滅は、酸素欠乏へ繋がります。海産物の激減は、食生活に大きな影響を及ぼします。船舶が破壊され、仕事を失う人たちが急増します。海産物に関わる工場が閉鎖され、経済も混乱し、世界規模での支配がますます厳しくなり、人々の生活が強制的に統制されて行くことになるでしょう。これは良い方向ではありません。
命が握られることになるからです。

今日もウェブチャへようこそ!
この災いもみなさんが体験することがないようにと祈ります。むしろ、艱難期に突入する前に、真実の神の言葉である聖書に書かれていることに心をとめて、「イエス・キリストが救い主だ!」と受け入れてください。今日から、イエス・キリストの素晴らしさと恵みと愛を体験する人生を始めてください。

昨日クライストチャーチではテロにより49名の方が命を落とされました。オークランドでも爆弾が仕掛けられて、爆弾処理ロボットにより爆破されたそうです。これからどのようなことが起こってくるか、わかりません。残念ながら良い時代に向かっていないことだけは確かです。ますます人々の愛が冷えた時代にになると聖書は預言しています。私たちはその中で互いに助け合って、励まし合い、支え合う関係づくりをしていきたいと思っています。
何事が起ころうとも不安ではなく、平安のうちを過ごすことができますように祈ります。

今日も良い1日となり守られますように祈ります。
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